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ビーズ刺繍で1日が始まる:アラ還から始めた私の朝活体験記

Morning activities with bead embroidery ライフスタイル

アラ還になり、朝の過ごし方が変わりました。家事に向かう前のほんの30分。ここを“私だけの時間”にすることで、一日が心地よく動き出すのです。

私、40代後半に手芸を再開して以来、「刺繍は心のウォームアップ」であることに気づきました。特に転職で仕事のスタート時間が遅く変わったのを機に、夜中心だったビーズ刺繍の時間を「朝」やってみたところ、なんとも良い気持ちでスタートできたのです。

今回は、朝の30分をビーズ刺繍で彩ることで得られる効果と、無理なく続けられる私のルーティンをご紹介します。

・朝活のすすめ
・ビーズ刺繍がもたらす朝活の効果がわかります

50代の朝に「自分時間」が必要な理由

50代に入り、毎朝のバタバタが当たり前だった私ですが、ある日ふと「自分のための時間を作ってみよう」と思い立ちました。最初は家族が寝ている静かな時間に、コーヒー片手にビーズ刺繍を始めてみたのです。

すると、針を動かすたびに頭のモヤモヤや今日の不安がすっと消えて行く感覚がありました。たった30分でも「自分のために何かを完成させた」という満足感が、家族に笑顔で「おはよう」といえる余裕につながっています。

今では、朝の刺繍タイムがない日はなんだか物足りなく感じるほど。自分の心と体に向き合うこの時間が私の1日の原動力です。

ビーズ刺繍がもたらすマインドフルネス効果

私が朝の刺繍で一番好きなのは、ビーズをひと粒ずつ針に通す瞬間です。手元に集中していると、昨日の失敗やこれからの心配が自然と頭から消えていきます。

特に、ビーズが布に当たる「カチッ」という音や、指先に伝わる感触は、私にとって一種の癒やし。刺繍を始めてから、朝のイライラや焦りが明らかに減りました。

ある日、ふと気づくと「昨日よりもきれいに縫えた!」と小さな進歩に嬉しくなり、気分が前向きに切り替わったのです。朝の刺繍が、私の心のバランスを整えてくれる大切な習慣になりました。

meditation

朝のビーズ刺繍ルーティンの準備

時間と場所を決める

  • 時間帯:家族を送り出した後など、自分の生活パターンに合わせて。
  • 場所:ダイニングテーブル横や出窓のサイドテーブルなど、自然光が入る場所がおすすめ。

私は、家族が起きるまでの時間、だいたい6:00頃から30分ほど。ダイニングテーブルで刺繍をして、家族がダイニングの方に来たら刺繍を終えて、朝ごはんの支度を始めます。

飲み物を用意

  • おすすめ:白湯やホットレモン、ハーブティなど、リラックス効果のあるノンカフェイン飲料。
  • ポイント:刺繍中も水分補給を忘れずに。

herbal tea

作業スペースのセット

  1. 刺繍枠(15cm前後)
  2. ビーズトレイ+ピンセット
  3. LEDライト付きルーペ(早朝や曇りの日に重宝)
  4. 小さなビーズキット(初心者向けモチーフ推奨)
朝活セット」と呼ぶ大きめのお菓子の空き箱に作業で使うもの一式を入れてセットしておきます。作業が途中でも時間がきたら蓋をして終了。翌日、蓋を開ければすぐにスタート。こうすることで朝の貴重な時間をタイパ良く作業できます。
Morning activity set

15分でできるミニプロジェクト例

プロジェクトA:一輪の花のブローチ

  • 手順
    1. 5cm四方のフェルトを用意。
    2. 花びらの輪郭をチェーンステッチで描く。
    3. 花芯にパールビーズを数粒散らす。
    4. 裏にブローチピンを縫い付ける。
  • 所要時間:約15分
  • ポイント:工程をシンプルにして朝の時間にフィット。
Rose
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朝活には数日で完成するような小ぶりな作品の方が楽しく作れます。

Bead embroidery in progress

快適に続けるためのツール&アイテム

  • ライト付きルーペ:視力が落ちてきた朝でも細かい作業をサポート。
  • 軽量刺繍枠(ラバー内張り付き):布がズレにくく、手首への負担を軽減。
  • 太めの刺繍針(No.7~10)+針通し器:糸通しをスムーズにし、朝のストレスを減らす。
  • チェコシードビーズ #11~#15:穴が大きく通しやすい定番サイズ。
  • ビーズトレイ(溝付き):トレイからビーズがこぼれにくい形状で、朝の作業効率がアップ。
Rose
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体験談:朝刺繍で変わった私の日常

先日、朝の刺繍に夢中になっていたら、気づけば娘がそっと隣りに座って「何作ってるの?」と声をかけてくれました。一緒にビーズを選びながら、普段は話さない仕事のことまで話してくれて、思いがけず親子の時間が増えたのです。

また、刺繍を終えた後は、家事をする手つきもどこか丁寧になり、朝ごはんの支度も楽しく感じるようになりました。通勤電車の中でふと自分の作ったビーズブローチを見つめると、「今日も大丈夫」と心が落ち着きます。刺繍が、私の毎日に小さな自信と余裕をくれるようになりました。

おわりに:明日から始める小さな一歩

「毎日続くかな?」と不安に思うかもしれません。でも、最初は5分、次に10分と、無理のない時間設定で大丈夫。大切なのは、“自分だけの時間”を意図的に作ることです。

  • 毎日じゃなくても1日おき、2日おきなど自分のできるペースを決めましょう。
  • まずは今晩、明日の朝のコーナーを整えましょう。
  • 小さなキットを机に置き、ライトをスタンバイ。
  • 目覚ましの5分前にセットすると、自然に刺繍タイムが始まります。

50代からの新しい日常。朝のビーズ刺繍ルーティンで、あなたの一日がゆったりと輝き出しますように。さあ、明日の朝、針とビーズを手に取って、小さなクリエイティブ・タイムを楽しみましょう!

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