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50代からの私時間:ビーズ刺繍が教えてくれた心の休息

Bead embroidery is a relaxation for the mind ライフスタイル

50歳を過ぎてから、ふと「私の時間って何だろう」と考えるようになりました。子どもたちが独立し、家事や仕事に追われる日々の中で、心からリラックスできる時間を求めていました。

そんなある日、近所の手芸店で偶然見つけたビーズ刺繍キット。最初は「私にできるかな」と不安でしたが、実際に針を手に取ってみると、驚くほど心が落ち着きました。自分だけの小さな時間を持てる容認なったことで、毎日が少しずつ変わっていったのです。

ビーズ刺繍が心にもたらす効果がわかります

ビーズ刺繍は「手を動かす瞑想」

私が初めてビーズ刺繍に挑戦したのは、雨の日の午後でした。小さなビーズを一粒ずつ針に通し、布に模様を描いていくうちに、不思議と呼吸がゆっくり深くなり、気持ちが静まっていきました。最初は、「こんな細かい作業で本当にリラックスできるの?」と半信半疑。

しかし、針先に集中するうちに、周囲の音も気にならなくなり、頭の中が空っぽになる感覚を味わいました。完成したときの達成感は、今でも忘れられません。

meditation

「何も考えない時間」が心を整える

毎日、スマホの通知や家族の声で気が休まらないことが多かった私。でも夜寝る前の15分だけは「刺繍タイム」と決めています。コーヒーを片手に静かな部屋で針を動かしていると、頭の中のざわざわがすっと消えていくのがわかります。

刺繍が終わる頃には、体も心も軽くなり、自然と深い眠りにつけるようになりました。ある日、刺繍をしている私を見た夫が、「最近、顔が穏やかになったね」といってくれたのがとても嬉しかったです。

日常に組み込む「静かな時間」のつくり方

私がビーズ刺繍を続けていられる理由のひとつは、「自分だけの場所」を作ったことです。リビングの窓際に小さなテーブルを置き、そこにお気に入りの刺繍道具を並べています。

時間は無理なく続けられるように「夜の20分だけ」と決めました。タイマーをセットして、終わったら必ず手を止めるようにしています。

また、静かなクラシック音楽とラベンダーのアロマを取り入れることで、五感がリラックスし、より深く刺繍に集中できるようになりました

aroma

初心者でも安心のビーズ刺繍ステップ

  1. キット選び:初心者向けキットには、必要なビーズ・針・糸・布がセットになっています。まずは小さなモチーフを仕上げる喜びを味わいましょう。
  2. 基本ステッチを練習:チェーンステッチ、バックステッチなど、最初に覚えたい技法を1つずつ練習。私は最初の1週間で「花びら」モチーフを3つ作りました。安定したリズムをつかむことが、瞑想時間の成功のカギです。
  3. 作品に没頭図案通りにビーズを並べていくだけでも、十分なマインドフルネス効果があります。
  4. 完成品を楽しむ :出来上がったピアスやブローチを身につけて鏡を見た瞬間、「自分で作った」と胸がちょっと誇らしくなります。これが次のモチーフへの原動力に。
Rose
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基本ステッチの刺し方はこちら

50代女性のための快適ポイント

最初は細かい作業で目が疲れやすかったのですが、LEDライト付きルーペを使うようになってからは、細部までしっかり見えるようになりました。

また、20分ごとに肩や首を軽く回すストレッチを採り入れることで、長時間の作業でも疲れにくくなりました。

お気に入りは、透明感のあるチェコビーズとパール調のビーズ。少しずつ集めていくのが楽しみになっています。

最近はクション製の高い椅子を使い、腰への負担も減らしました。これらの工夫が刺繍の時間がますます心地よいものになっています。

私の刺繍瞑想ルーティン公開

・22:30 キッチン仕事を終え、スマホはサイレントモードに
・22:35 刺繍コーナーへ。タイマー20分をセット
・22:40 アロマディフューザーでラベンダーを香らせ、刺繍開始
・23:00 タイマーが鳴ったら針を休め、深呼吸
・23:05 軽いストレッチをしてから就寝へ

このルーティンを始めてから、家族との会話にも余裕が生まれ、寝つきも格段に良くなりました。「刺繍って、こんなに私を変えてくれるんだ」と驚きの日々です。

Practicing

 ビーズ刺繍は、ただの手芸を超えた“心の瞑想習慣”。

ビーズ刺繍初めてから、毎日に小さな楽しみが増えました。「自分だけの場所」「自分だけの時間」を作り、大事にする。そうすることで、忙しい日でも「今夜は刺繍ができる」と思うだけで、気持ちが前向きになります。特別な技術や長い時間がなくても、誰でも自分のペースで楽しめるのが、魅力です。

もし少しでも興味があれば、ぜひ一度、針とビーズを手にとってみてください。私のように、きっとあなたにも「自分だけの静かな時間」が見つかるはずです。

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