ビーズ刺繍やアクセサリー作りで最も大切なのは、素材そのもののクオリティです。一本一本のビーズが織りなす模様は、素材の均一性や光沢、耐久性によって完成度が大きく左右されます。
私自身、40代後半からビーズ刺繍に挑戦してきた経験から、どんなビーズを選ぶかが、最終的な作品の輝きを決定づけると痛感しました。
特に50代から始める方にとって、細かい手仕事をスムーズに進めるには、ビーズの形や色、耐久性をしっかり見極めることが欠かせません。
この記事では、高品質なビーズを選ぶコツとイチオシ素材をご紹介します。この知識を身につければ、いつかプロ顔負けの仕上がりに近づけること間違いなしです!私の体験も付け足しとして入れますね。
まずは形状チェック:均一なシリンダー型を選ぶ理由
ビーズの細工を進めるとき、一粒一粒の大きさが揃っていると仕上がりが格段にきれいになります。以前、私は100円ショップで手に入れたビーズを使って作品を作ってみましたが、は粒にばらつきがあり、細かいステッチで模様を描くと線がガタついて、完成品に違和感を覚えました。
特に細かい模様を作ろうとすると、歪みが目立ち、完成品を見る度に少し残念な気持ちになったことを覚えています。
その後、TOHOの究極シードは、ほんのわずかな誤差も許さないほど円筒形で揃っていました。仕上がりのラインもがすっと真っ直ぐに見えました。
細かい模様を作る際、均一な形状のビーズは線の美しさを保つために欠かせないと実感しています。
◎デリカビーズ(MIYUKI製):
円筒形でサイズの均一性が抜群。細かいステッチや緻密なデザインには欠かせない存在です。私自身も繊細な花模様を作る際に愛用しています
◎グラスビーズ(TOHO製):
ガラス製で穴が大きく軽く、サイズの均一で種類が豊富。私自身も竹、3cutなど様々なビーズを多用しています
◎チェコ製シードビーズ:
手作業で研磨されているため、美しい光沢と耐久性を兼ね備えています。特にアクセサリー作りではその輝きが作品全体を引き立てます
穴の品質が作業を左右:スムーズに糸を通す工夫
ビーズの穴部分が滑らかであることも、作業効率と完成品の綺麗さに直結します。初めてパールビーズを購入した際、穴部分にバリ(突起物)があり糸が何度も引っかかってしまいました。
その結果、作業に時間がかかっただけでなく、とてもストレスフルでした。完成品にはやはり満足できませんでした。
それ以来、自分なりのチェック方法を編み出し、「目打ちで穴周辺を整える」「ゴムひもやテグスを通してスムーズさを確認する」など事前準備を徹底しています。この一手間のおかげで、その後はストレスなく作業できるようになり、作品の完成度があがりました。
チェック方法
☑ 穴の内側を確認:
滑らかな表面で糸やテグスへの負担のないものを選ぶ
☑ 実際に通して試す:
ゴム紐やテグスを通してみてスムーズさを確認することで失敗を防ぐ
↑バリがついてるパールビーズ
色と輝きで印象アップ:光沢ビーズとマットビーズの使い分け
ビーズ刺繍の楽しさは、小さなビーズの一粒一粒が光を受けてきらめく瞬間にあります。その「発色」と「光沢」が作品全体の雰囲気をグッと引き上げてくれるのです。
鮮やかな色や上品な光沢を持つビーズは、ひと粒で存在感を放ち、華やかさや高級感を与えてくれます。一方で、マットなビーズを使うと、ナチュラルやカジュアル向きですが、重ね使いしないと平坦で物足りない印象になることも。
私が見本として、同じ模様をマットビーズ/クリスタルビーズで仕上げてみたところ、マットは「やさしい印象」、クリスタルは「パーティドレスのように華やぐ印象」に大きく変わりました。
また、色のバランスやグラデーションを考えたデザインは、見る人に深い印象を与えます。実際に、透明感がありながらも多彩な色合いのビーズを選んだプロジェクトでは、まるで夜空が描かれたような美しい仕上がりになりました。
ある時、「ナイトスカイ」をテーマに夜空モチーフのブローチを作り直したところ、透明クリスタルビーズを混ぜただけで深みが増し、「星が瞬いているみたい」と褒められました。色選びも重ねるトーンを3段階に分けると、立体感が生まれやすいです。
◎貴和クリスタル(貴和製作所)
多面カットによる輝きが特徴で、アクセサリーや得月な作品におすすめ
◎チェコガラスビーズ
美しく独特の透明感とカラーバリエーションで、作品に深みを与えます
◎トーホー究極シードビーズ
サイズが揃いやすく、極小サイズもあるので繊細な表現に使える

私は百円ショップのプラスチックビーズを使ってみたところ、全体にくすんで見えチープな印象になってしまいました。
教室の先輩から貴和クリスタル(※貴和製作所取り扱い)を勧められ、試しに小さな花モチーフを作り直したところ…ビーズの多面カットが光を反射し、「宝石みたい!」「これ、市販品?」と何度も聞かれるほど高級感がアップ という嬉しい変化を実感しました。(注:現在スワロフスキークリスタルは販売されていません)
長く使える耐久性:素材別の強み・弱みを知る
作品は長く愛用できることが求められます。使用頻度や環境によって作品がダメージを受けることがあります。そのため、耐久性の高い素材を選ぶことが重要です。割れにくく、色落ちしない素材が長持ちする作品のポイントです。
私がカルサイトビーズのブレスレットを作った際、数日で小さな欠けができて反省…。それ以降はガラスやメタルコーティングされたビーズを中心に使い、永く美しさを保てる作品を心がけています
チェックポイントとしては、細かい表面加工や色あせにくさも確認することが重要です。お店で直接手に取ってみることや、レビューをしっかりチェックすることをおすすめします。
☑ガラスビーズ:
耐久性が高く色褪せしにくい。ヒビが入りにくい厚手タイプを選ぶと安心
☑天然石ビーズ:
高級感があるが硬度がバラつくため、衝撃に弱い石は避ける
☑プラスチックビーズ:
軽量で安価だが、時間経過でヤケや変色が起こりやすい

天然石ビーズを使ったブレスレットを制作した際、硬度の低いカルサイト石が割れてしまい、完成後すぐに使えなくなった経験があります。
その後、硬度が高いガラスビーズなどを選ぶようにしたところ、長時間美しい状態を保つようになり自信を持って販売できるようになりました。
ビーズのサイズの選び方―例えるならピクセルアート
ビーズのサイズは、デザインの細かさや用途に直接影響します。ビーズはコンピューターゲームのようなもの。
大きなビーズ(丸大)は昔のゲーム機のように粗い画になるので大胆で力強いデザインに、小さなビーズ(特小)は高解像度の新しいゲーム機のように滑らかなデザインなど用途に応じた選択肢があります。
◎特小・丸小(シードビーズ):
ステッチや繊細な模様に最適。例えば、ペンダントトップや細かい文字など
◎丸大(シードビーズ):
存在感のあるデザインやアクセントとして使用。ブレスレットやネックレスにおすすめです

初めてブレスレットを作った際に丸大サイズを使いましたが、仕上りが重たく感じました。
それ以来、小さめサイズを選ぶことで軽量化でき、動きのあるデザインにも挑戦できるようになりました。特に春夏の涼し気な作品には軽いスパンコールがぴったりです。
購入時の注意点―実店舗でのチェックが安心!
初心者がビーズを購入する時は実際にビーズを手に取って確認することをおすすめします。粒の形状や色合い、穴の滑らかさなど、品質のチェックがしやすくなります。
オンラインショップの場合はレビューやショップ評価も参考にもなりますが、色あいや質感がイメージと違うこともあるので、実店舗で確認してから利用するのが失敗しないコツです。
☑ 粒の大きさと形状:同じパッケージ内で揃っているか確認します
☑ 色むらや傷:ビーズ全体の色や表面をチェックします
☑ 穴の仕上り:穴の周りにバリ(突起物)がないかチェックします
☑ 予備:必要数より少し多めに購入しておく

オンラインショップでビーズを購入した際、色や光沢がイメージとかけ離れていたため、実店舗で買い直した経験があります。
それ以来、大量購入する前には必ず少量サンプルを取り寄せたりて品質確認を行ったり、信頼できるショップから購入するようにしています。
初心者向けおすすめブランド紹介
国内ブランド:日本品質ならではの安心感!
高品質なビーズを作る日本の二大ビーズメーカー。どちらを使っても間違いはないです!
- MIYUKI:
世界的にも評価される高品質ビーズのメーカ日本ブランド。
「デリカビーズ」はその均一性からプロも愛用するほどです。私自身も始めて使った際、その精密さと発色の良さに驚きました。それ以来、緻密な作品には必ず採り入れています。
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TOHO:
発色の良さとサイズの安定性は初心者にも扱いやすく、多彩な種類から選べます。特にカラフルなアクセサリー作りには欠かせない存在です。
海外ブランド:個性派を目指すなら!
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チェコガラスビーズ:
熟練した手作業で研磨されるため、透明感と輝きに優れています。その透明感と豊富なカラーバリエーションはアクセサリー制作時に重宝します。一度使うとその美しさにハマってしまうこと間違いありません。
まとめ:高品質なビーズ選びで作品レベルアップを目指そう!
ビーズ刺繍やアクセサリー作りの完成度は、何よりも使用するビーズの質に左右されます。均一な形状、光沢、耐久性、そして用途に即したサイズをしっかりと見極めることで、初心者でもプロ級の仕上がりに近づけることができます。
私自身、これらのポイントをしっかりと押さえたビーズに出会ったことで、多くの失敗から学びながら素晴らしい作品を創り出すことができました。まずは実店舗で実際に手に取って、ビーズの質感や細部を確かめることから始めるとよいでしょう。
さらに、国内外の信頼できるブランドを活用することで、あなたのビーズ刺繍ライフはより充実したものになります。作品に命を吹き込むビーズ選びこそが、あなたのアートを完成させる第一歩です。
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