コーチングステッチという刺繍技法は、初心者でも手軽に取り組めるうえに、華やかで個性あふれるアクセサリーを作り事ができます。私が初めてこの技法を試したときが、「こんなにも難しいのか」と何度も挫折しそうになりました。
しかし、失敗を重ねる中で工夫をこらし、自分なりの方法を見つけたこと、今では自宅で10種類以上のオリジナルピアスを制作できるようになりました。この過程で得た経験とコツは、初心者でもきっと役立つはずです。
この記事では、私自身の具体的な失敗例や改善策を余す所なくお伝えします。初心者の方も、ぜひシンプルなコツから始め、あなたらしいアクセサリー作りの第一歩を踏み出してみてください!
必要材料と道具【初心者向け!シンプル春ピアスのベース】
まずは、必要な材料と道具を揃えましょう。私が実際に試行錯誤して選んだ材料と道具をご紹介します。
材料
- パールビーズ(2mm):約30粒(柔らかい色で春らしさを演出)
- 天然石ビーズ(4mm):約30粒(サーモンオレンジやグリーンでアクセントに)
- クリスタルストーン(6mmホワイト):1個(中央に配置してキラリと光らせる)
- 3cutビーズ(縁取り用):適量
- フェルト生地:5cm四方×2枚(ベースとして使用)
- 刺繍糸:白またはビーズに合った色
- ピアス(イヤリング)土台:完成品の基盤
道具
- 刺繍針(ビーズ刺繍用):細身で扱いやすいもの
- 刺繍枠(小型)…なくても◎
- はさみ
- チャコペン
- 接着剤(必要に応じて)
体験談:
最初は「手軽に始められるだろう」と思い込み、100円ショップで購入した材料と道具で製作を始めました。しかし、実際にはビーズが思うように固定できず、糸が絡まったりかたちが崩れたりと苦戦続きでした。
この経験から、高品質な刺繍針と丈夫な糸に切り替えることで驚くほど作業効率が向上しました。今では、この洗濯が制作成功への第一歩だったと思っています。

道具選びは作品の仕上りを左右します!
仕上げの基本を【線引きで決まる!】
まず、デザインの基準となる線を作ります。
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フェルト生地の中心点を決め、チャコペンで放射線を十字に描きます。
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そのフェルト生地を刺繍枠にセットし、布がしっかりピンと張るよう調整します。
体験談:
初心者としてスタートした頃、「凝ったデザインが作りたい!」といきなり複雑な模様に挑戦しました。しかし結果は散々で、ビーズの配置が乱れてしまい、完成度も低いものになってしまいました。
この失敗から、放射電場の基本的な線引きを採り入れたことで、その後の刺繍作業が驚くほどスムーズになり、美しい仕上がりにつながりました。

まずはシンプルなデザインから始めること!
基本テクニック【コーチングステッチで丁寧に固定】
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まず、フェルト中心にクリスタルストーンをしっかり固定します。
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放射線をガイドに、クリスタルストーンに沿ってパールビーズをコーチングステッチで縫い付けます。
- 布地の裏から針を出す。
- パールビーズを1周分、針に通したら最初のビーズに再び針を通し、裏側へ針を落とします。
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ビーズを1粒ずつ縫い留めるようにビーズの間から針を出し、糸をまたいで再び裏側へ針を落とす。この動作を繰り返します。
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外側には4mmの天然石ビーズを同様にコーチングで縫い留め、アクセントをプラスします。
体験談&ポイント:
最初はビーズが多すぎて形が歪みがちでしたが、配置するビーズをビーズを1粒減らすなどして間隔を調整した結果、全体のバランスが整い、見た目も美しく仕上がりました。
裏面処理と仕上げ【小さな工夫がプロの仕上りに】
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刺繍が完成したら、フェルト生地をデザインに沿って刺繍した糸を切らないようにカットします。
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裏面にもう一枚フェルト生地を重ね、その間にピアス(イヤリング)土台を挟んで固定します。
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必要に応じて土台を接着剤で固定すると強度が増します。
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最後に周囲をブリックステッチ(ふちかがり)で縁取り、スパンコールの輝きをプラス。
体験談:
初期の段階では裏面処理を省略してしまい、「見えない部分だから大丈夫だろう」と安易に考えていました。しかし使い続けるうちに糸がほつれたり形状が崩れたりと問題が発生しました。
それ以来、一つひとつ丁寧に裏面の処理をし裏布を重ねて縁取りを行うことで、美しい仕上がりと耐久セウを両立させています。この小さな工夫こそプロ仕様への近道だと感じています。

丁寧さこそが品質の向上につながります
作品の活用アイデア【自分だけのデザインを楽しむ】
- アクセサリーとして:シンプルなピアスは、普段使いはもちろん、特別な日のアクセントにも。パーツをかえればもちろんイヤリングにも変更できます。
- ギフトとして:手作りならではの温かみが、贈り物として特別な価値を持ち、友人や家族への贈り物にも最適です。季節感を出したピアスを友人にプレゼントしたところ、温かい反響をいただきました。
初心者へのアドバイス【まずはシンプルに挑戦を】
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シンプルなデザインから始める:
複雑なデザインよりも基本的な形状で基本を学ぶと失敗が少なくなります。 -
道具選びにこだわる:
刺繍針や糸など高品質な道具としっかりした材料が作品の仕上りを左右します。 -
焦らず丁寧に進める:
一針一針丁寧に刺していくことが、美しいデザインへの近道です。
まとめ:輝くアクセサリー作りに挑戦しよう!
通信講座で学んだ技法と、自分自身の試行錯誤の経験が、私にとってこのピアス制作の成功へと導いてくれました。制作当初は、失敗続きで、「どうしてこんなにも難しいんだろう」と悩む日々でした。
特にビーズの固定方法やデザインバランスには苦労し、一度完成したものの納得できず作り直したこともしばしば。しかし地道な練習と試行錯誤、高品質なツールへの切り替えによって徐々にコツを掴み、自信を持って満足できる作品づくりへと進化しました。このプロセスそのものが私自身の成長につながったと思ってます。
このプロジェクトを通じて、私は「手作りの楽しさ」と、何よりも挑戦することで得られる成長の喜びを感じています。ぜひ、この記事てご紹介したテクニックと私の体験談を参考にして、自分だけのオリジナルデザインで輝くピアス(イヤリング)作りに挑戦してみてください!
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