基礎知識

【50代あるある】いつまでもビーズ刺繍を楽しむためのケア

Care for your beaded embroidery to enjoy it forever 基礎知識

ビーズ刺繍は、細かいビーズに集中して作業するため、どうしても目に負担がかかります。50代女性の私たちにとっては「目のケア」が欠かせません。

実は40代になった頃から、ひそかに老眼が進み始めていたのですが、まだ老眼鏡を使いたくなかった私は、がんばって(?)メガネなしでビーズ刺繍をしていました。そのせいで目の疲れが酷く、肩こりや頭痛に悩まされ、作業効率が低下することが多くありました。

特に、私は平均よりも早くから老眼の症状が現れていたためビーズ刺繍を始めた頃から、近くの細かい作業に長時間取り組むことは体だけでなく目にも大きな負担となっていました。このままではビーズ刺繍も楽しめなくなってしまいそうだったので、色々な対策やケアを試しました。

この記事では、目のケアの具体策や、作業環境の改善方法などを私の実体験を交えて詳しく解説します。おすすめのアイテムも紹介しますので、いつまでも安心してビーズ刺繍を楽しみ続けるためのヒントを掴んでください。

・おすすめのグッズがわかります
・目のケア方法がわかります

ビーズ刺繍作業で感じる目の疲れとその原因

長時間の近距離作業が招く目の疲労

ビーズ刺繍は、近くをじっくり見ながら作業するため、目の筋肉を酷使します。その結果、作業後に目のかすみやぼやけ、さらには頭痛を感じることもあります。

私の場合、作業終了直後に「目がパンパンだ」と感じる日もあり、これは目の焦点を合わせる筋力が疲弊している証拠でした。そのうえ、目に力が入りすぎて眉間に深いシワがよって怖い顔になってしまうことも悩みでした。

eye strain

老眼進行との関係

50代になると、自然と老眼も進行しがちです。近くのテキストや細かい刺繍のディテールが見えにくくなるため、無意識に目に余計な負担をかけることになります。老眼は単なる加齢現象ではありますが、適切なケアや改善策を取り入れることで、疲れを軽減し、作業効率を向上させることができます。

照明不足や作業環境の問題

照明が不足していると、目を酷使してピントを合わせるため、眼精疲労が一層強まります。私が初めて暗い室内でビーズ刺繍をしていた頃は、蛍光灯の冷たい光の中で無理に細かい作業をしていたため、目の疲れがひどく、結果として作業ミスも多発していました。

作業環境を改善することで、目の負担を大幅に軽減することが可能です。

目のケアに役立つ具体的な改善策

定期的な休憩と目のストレッチ

まず最初におすすめなのは、作業中に短い休憩を適宜入れることです。作業に夢中になりすぎて休憩を忘れそうになりますが、50分作業したら10分休む、という「ポモドーロ・テクニック」的な休憩方法が効果的です。

休憩中は、遠くの景色を眺める、眼球を上下左右に動かす簡単なストレッチや、目を閉じて深呼吸することで、目の筋肉をリラックスさせるように心がけましょう。私自身、これを実践するようになってから、目の疲れが大幅に軽減され、その結果、ビーズ刺繍の作業効率が向上しました。

eye care

アイメイクや拡大鏡メガネの活用

ビーズは1粒が2〜3mmと小さいため、作業中は手元を凝視しがちで、目の疲れが酷く、先生のおすすめで「ハズキルーペ」(拡大鏡メガネ)を採用。私は乱視もあったので、老眼鏡の上からハズキルーペを重ねてみたところ、とても良くビーズが見えるようになりました!

また、家で作業をする時にはブルーライトカット機能付きの老眼メガネを装着してビーズ刺繍だけでなく、スマホやパソコン画面からの刺激を軽減し、目の負担を減らすようにしています。

また、クリームやアイジェル・目薬などの目元専用ケア用品を取り入れることで、目の乾燥やかすみを予防し、健康的な目元を保つことができます。特におすすめは、50代の女性にも使いやすい低刺激性の製品です。

適切な作業環境の整備

作業環境も目のケアには欠かせません。照明は、なるべく自然光に近い暖かい色温度のLEDライトを使い、定位置に固定し、手元を明るくすることが理想です。

ハズキルーペはとても良かったのですが、メガネを2つ重ねているので、今度は耳が痛くなってしまったため、拡大鏡つきLEDライトを採用。手元が明るくなった上に、耳の負担も減り、快適に作業できるようになりました。

また、作業机の高さや椅子の位置なども、視線の負担を軽減するように調整しましょう。私の場合、作業スペースをリフォームし、日当たりの良い場所に固定したデスクを設置した結果、作業中に感じる目の負担が劇的に軽減され、長時間の作業も苦にならなくなりました。

Reading glasses and magnifying glasses

おすすめの目のケアアイテムとその使い方

ブルーライトカットメガネ&拡大鏡メガネ

50代女性には、特にブルーライトカットメガネがおすすめです。これにより、パソコンやスマホの画面から発せられるブルーライトが目に与える影響を軽減できます。

私自身、刺繍作業中だけでなく、スマホやパソコンを使う時は常にブルーライトカット機能の老眼鏡を着用するようにしており、画面だけでなく、近距離での作業時にも目が疲れにくくなったと感じています。

目元専用のアイケアクリーム

もうひとつのおすすめは、目元専用のアイケアクリームです。特に、保湿成分が豊富に含まれたアイクリームは、老眼やドライアイの予防に効果的です。私が実際に使用している製品は、敏感肌にもやさしく、長時間の刺繍作業の後でも目元がすっきりと保たれると好評です。作業前後のケアで、目の乾燥や疲労感を抑えることができ、毎日の作業が快適になります。

眼精疲労を改善するホットアイマスク

長時間の近距離作業で疲れた目には、ホットアイマスクを使用することも効果的です。私自身、作業後に手作りの「小豆アイピロー」を使用することで、目の血行が促進され、翌日の疲労回復にもつながっています。特に冬場など乾燥が気になる季節には、保湿成分入りのものを選ぶとより効果的です。

癒やしの小豆アイピロー

市販のホットアイマスクもよいのですが、小豆の程よい重さが目の疲労をより軽減してくれます。手縫いでも簡単に作れます。

材料
  • 小豆:約150g(お好みの重さで)
  • 内袋用生地:21cm×21cm(木綿や麻が◎、化繊は温めて使うのでNG)
  • カバー用ハンドタオル
作り方
  1. 内袋用生地を半分に折り、L字に縫ります。
  2. ①を表に返し、小豆を入れ、袋を閉じます。(真ん中を縫って区切るを小豆が偏りません)
  3. カバー用ハンドタオルを半分に折り、L字に縫ってできあがりです。

使い方

内袋を電子レンジ600Wで1分ほど温めます。カバーにいれて目に当てて休んでください。

  • お好みでラベンダーやローズマリーを入れると香りでも癒やされます
  • 夏は内袋の代わりに保冷剤をカバーにいれて冷たいアイピローとしても使えます
eye pillow

実体験:50代女性が語る!私のビーズ刺繍と目のケアの改善エピソード

初心者の頃の失敗談

ビーズ刺繍を始めた当初、私は老眼鏡も使わずに、近くでじっくりと作業するあまり、目の疲れを感じることが多々ありました。

たとえば、最初に作った作品では、正しい針や適切な糸のテンションを意識せず、無理な姿勢で作業したため、終わった後に激しい眼精疲労と頭痛に悩まされました。また、蛍光灯の下だけで作業した結果、目が非常に乾燥し、翌朝も視界がぼやけるという失敗もありました。

改善後の成功体験

それ以降、私が取り入れた改善策は大きな成果を生みました。まず、作業中は定期的な休憩を必ず取るようにし、50分作業したら10分休む「ポモドーロ・テクニック」を実践。

さらに、ブルーライトカットメガネと拡大鏡つきLEDライトを使用し、自然光が豊富な窓際で作業するように環境を整えました。これにより、仕事後の目の疲れが軽減され、翌日も視界がクリアになったのです。

継続的なケアで得られた効果

定期的な目のストレッチ、アイケアクリームの使用、そしてホットアイマスクによるケアを続けた結果、目の疲れや老眼の進行が緩やかになり、ビーズ刺繍の集中力が向上しました。

これにより、作業効率もアップし、より美しい作品を作り出すことができるようになりました。私の体験から、50代女性でもこつこつと目のケアを続けることで、長期にわたりビーズ刺繍を楽しむことができると実感しています。

まとめ:いつまでも美しい作品を作るために

ビーズ刺繍は、細かい作業ゆえに目に負担をかけやすく、特に50代の女性には老眼や眼精疲労の悩みもつきものです。しかし、失敗を経験し改善策を取り入れることで、必ず作品の質と作業環境を向上させることができます。

針や糸だけでなく、目のケアも大切なポイントであり、ブルーライトカットメガネ、アイケアクリーム、ホットアイマスクなど、初心者でも取り入れやすいアイテムを積極的に活用しましょう。

作業環境を整え、定期的な休憩やストレッチで目の疲労を防ぐことも、長くビーズ刺繍を楽しむための重要な要素です。私自身の体験から得た知識と改善策が、あなたの創作活動に役立つことを心から願っています。失敗は成功への貴重な糧です。

この記事で紹介したテクニックをぜひ実践し、いつまでも美しく輝くビーズ刺繍作品を作り続けてください。あなたの努力が、作品をより一層魅力的なものにし、SNSやオンラインポートフォリオで多くの共感を呼ぶことを祈っています。

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