









「自分らしいことに新しくチャレンジしたい」「家にいる時間をもっと有意義にしたい」と感じている皆さんに、私自身のリアルな体験を交えてお届けします。コロナ禍以降、自宅で始めたビーズ刺繍――。
初めて挑戦したカメリアブローチは、材料選びからつまづき、縫い付けがズレてやり直したりと予想以上に悪戦苦闘でした。しかし、だからこそ完成した日の達成感もひとしお。
ジャケットやバッグだけでなく、家族や友人へのプレゼントにも喜ばれ、私の暮らしに彩りを加えてくれる存在となっています。
本記事では、初心者の視点からステップごとに図解し、失敗エピソードやちょっとした裏ワザも盛り込みながら、カメリアブローチ&チャーム作りを解説します。これから始める方の不安や「自分にできるのかな?」という疑問が少しでも解消されれば嬉しいです。
準備する材料と細かな選び方
材料 | 選び方&コツ |
丸小ビーズ(3〜5g程) | 私は最初、手元にあった白・グレー・淡いピンクで作りました。自分の好きな色やお手持ちのバッグ・服とも合う色を選ぶのが継続のコツ |
フェルト生地 | 洗えるフェルトがしっかりしていて初心者でも扱いやすくオススメ。失敗しても気軽にやり直せます |
ブローチピン | ロック有りタイプだと安心♡ |
キーチャーム用パーツ | 実用性を兼ね備えるために、耐久性のある素材を選びましょう |
裏布 | 合皮以外にも、厚手の木綿や洋服のあまり布でも十分です |
刺繡糸 | 糸は張りがあり、切れにくいものだと作業がスムーズ |
刺繍針 | ビーズ刺繍専用針がおすすめです。 |
手芸ボンド、はさみ | クラフト初心者は安全な小型タイプ推奨 |

完成したばかりのブローチを付けて出掛けたところ、いつの間にか落ちて失くしてしまったことがあり、とても悲しい気持ちになりました。
カメリアブローチの作り方:実体験アドバイス付き
【図案を描く】
フェルトに消えるペンで大まかな花形を描きます。難しければ、型紙やコップのフチをなぞってもOK。

私は最初に線を歪ませたので、後で修正しました。
【ビーズ刺繍スタート】
真ん中から順に、プチポワン・バックステッチで小さな丸を作ります。クリスタルやパールを一粒中心に入れると、華やかさがグッとアップします。
【輪郭のビーズ刺繍】
バックステッチで花びらの輪郭をなぞっていきます。
▶ 私は1周後、軽く引き締めることでたるみ防止になりました。
【内側の装飾】
ペタッと小粒ビーズを「敷き詰めず・間隔をあける」ことで抜け感が出せ、失敗が目立ちません。
【カット】
刺し終えたら、刺繍した糸を切らないように慎重に外側をカットします。この工程は焦らずゆっくり行いましょう。

私はビーズぎりぎり過ぎて刺繍した糸を切ってしまったことが何度もあります
【裏面仕上げ】
①ブローチピンを接着剤で貼り付けます。
②仕上げ用の裏布をあて、ブローチピンの突起位置に印をつけ、ハサミで切込みを入れてから全体を接着。
▶ 乾くまでクリップで軽く固定するのがきれいに仕上げるコツ。
③最後は余分な裏布をハサミで整え、爪先で押し込んで縁を整えたら完成!

「慣れてないうちは、焦らず工程ごとに完成写真を撮ると、次の作品作りが楽になる」と感じました。失敗も“記録”しておくと上達の記録になります。
応用アレンジ例と私の実践談
◎キーホルダー化
ブローチピンにキーチャーム金具をつければ、クリマの鍵や通勤バッグにも実用的に使えます。
◎母の日や友人のお誕生日サプライズとしてラッピングし、実際に母も友人も毎日使ってくれました。手作りにしかない温かみが伝わった、と喜ばれました。
◎スマホケースアレンジ:
自分の作品をスマホカバーのストラップホールにつけて持ち歩くのがささやかな自慢です。
◎ヘアゴムアレンジ
裏にヘアゴムを縫い付ければ、髪に結んでカメリアポニーのできあがり。
×失敗例も:ピンの接着を甘くして落としてしまった経験も…!必ず「十分乾燥させる」ことをおすすめします。
自分だけのデザインを楽しむヒント
◎ 図案はシンプルがいちばん:
私は最初から複雑な花や動物ではなく、◯や♡など簡単な図形をベースにしました。
◎色選びで個性を出す:
淡い色同士のグラデーションや、黒+ゴールドで大人っぽくなど、自分の「好き」をカタチにしましょう。
◎作る過程そのものも、ご褒美:
同じデザインを複数回作ることで、手が慣れ「最初よりキレイ!」と自信が持てました。

このキーホルダーは母へのプレゼントとして制作しました。母はそのデザインと実用性をとても気に入ってくれて、毎日バッグにつけています。贈り物としても大変喜ばれるプロジェクトです。
初心者さんへーー楽しく続けるための体験的アドバイス
◎時間を区切って“ながら”練習:
家事の合間やテレビを観ながら15分でもOK。短時間でも毎日続けることできれいに仕上げられます。
◎目に優しい明るさで作業:
私は証明を工夫したら肩こりが激減。ブルーライトカットのメガネの導入もおすすめ。
◎最初は完璧を目指しすぎない!:
気軽にチャレンジし、失敗は「次へのヒント」と記録しておきましょう。
◎情報交換も成長のもと:
私はSNSのハンドメイドグループで作品を見せ合い、モチベ維持と工夫アイデアの宝庫になりました。
まとめ:自分史上最高の“発見”になる大人の手仕事
おとなになってから始めたビーズ刺繍――最初は恥ずかしいほど失敗が多く、一度やめようかと思ったことも。でも「小さな変化」や「ほんの1時間の集中」が蓄積されて、気がつけば身の回りがちょっと特別な空間に変わりました。
自分や大切な人のために作る作品は、毎日を豊かにする最高の贈り物です。あなたもぜひ一度、ビーズ刺繍で“自分だけの誇れる時間”をつくってみてください。
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