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未来を紡ぐ色――ビーズ刺繍で感じる2026年ファッショントレンド

2026 Trend Colors 作品ギャラリー

日中の暑さが少しずつ和らぎ、夜になると虫の声が秋の訪れを告げる頃になると、不思議と翌年の流行が気になり始めます。

実はファッションの世界では、色やアイテムのトレンドは1年以上前から決まっているのをご存知でしょうか。大きな刺繍作品やアクセサリーほど感性までに時間がかかるので、今から取り入れる準備をしておくと安心です。

私自身、50代に入ってからは毎日の中で「少し夢中になれる時間」が何よりの楽しみになりました。そこにトレンドカラーを加えると、作品に新鮮な風が吹き込み、自分までほんの少し若返ったような感覚を覚えます。

この記事では2026年の注目カラーを実際に私が制作したビーズ刺繍の体験とともにご紹介していきます。

2026年のキーカラーは「トランスフォーマティブ・ティール(Transformative Teal)」

2026年のテーマカラーとして注目されているのが「トランスフォーマティブ・ティール」

Transformative Teal

深い青の静けさと柔らかな緑の安らぎを合わせ持つ色で、自然とデジタルと自然が調和するこれからの時代を象徴すると言われています。

私がこの色の魅力に惹かれたのは、この夏に訪れたハンドメイドフェスでのこと。遠くからでも目を引く青緑色のブローチに出会い、その奥深い光沢に一瞬で心を奪われました。

自宅に戻るとすぐにオーガンジーに大小のビーズを散りばめ、自分なりの作品に挑戦。角度によって海にも見える表情が現れ、まるで「自然を身につける」ような豊かさを感じました。

縁にボールドやシルバーを加えると一気に洗練され、、海外ブランドのアクセサリーのような印象に仕上がったのです。

その他注目のトレンドカラー

「トランスフォーマティブ・ティール」に加えて、2026年は他にも鮮やかで個性的な色がトレンドに選ばれています。

2026 Trend Colors

力強い存在感を放つネオンピンクの「エレクトリック・フクシア(Electric Fuchsia)」、静けさと深みを湛える青みがかった「ブルー・オーラ(Blue Aura)」、森を思わせるような温かみを持つ「アンバー・ヘイズ(Amber Haze)」、そして透明感のある爽やかな「ジェリー・ミント(Jelly Mint)」。

どれも一見派手に感じるかもしれませんが、ビーズの粒へと落とし込むと程よく調和し、大人の装いにも自然に馴染みます。

これらのカラーもビーズ刺繍に取り入れることで、よりトレンド感溢れる作品作りが楽しめそうです。

ビーズ刺繍でトレンドカラーを取り入れるアイデア

それでは、これらのトレンドカラーをビーズ刺繍に取り入れる具体的なアイデアをいくつかご紹介しましょう。

メインカラーに「トランスフォーマティブ・ティール」を

Transformative Teal Brooch
落ち着きのある「トランスフォーマティブ・ティール」は、ブローチやネックレスなど、一点もののアクセサリーのメインカラーに最適です。ゴールドやシルバーのビーズと組み合わせることで、より洗練された印象になります。
オーガンジーやフェルトなどの素材に、様々な質感の青緑色のビーズを重ねていくことで、色の奥行きと深みを表現するのも素敵ですね。

アクセントカラーにネオンカラーをプラス

Use neon colors

エレクトリック・フクシア」は名前のとおり、鮮やかなネオンピンクは一粒でも強いエネルギーを放ちます。

私は以前、ダークグレーのリネン生地にフクシアの鮮やかなピンクを一本のラインとして入れてみました。その小さなアクセントだけで作品全体がぱっと明るくなり、まるで花が咲いたような華やかさに変わりました。

展示会で隣りにいた若い女性から「売り物ですか?」と声をかけられたほど印象的だった体験です。50代になると「派手になりすぎるかも」と色選びをためらいがちですが、フクシアを一粒入れるだけで不思議と気分まで軽やかになりました。

グラデーションで奥行きを演出

use blue aqua

ブルー・オーラ」はグレーがかった落ち着いた青。

ブルー・オーラを使ったときの思い出は、夏の夕暮れに制作した海のモチーフです。深い群青から淡い水色へのグラデーションをかけ、最後にパールビーズを散らしたところ、波打ち際に小さな泡が弾けているような仕上がりになりました。

その作品を学に入れてリビングに飾ると、窓辺にいるかのように感じられ、忙しい日常の中で心が解き放たれる時間をもたらしてくれました。

ナチュラルカラーで温かみをプラス

Use Amber Haze

温かみのある琥珀色「アンバー・ヘイズ」は、ナチュラルモチーフとの相性が抜群です。

アンバー・ヘイズで制作したのは、秋の葉っぱをモチーフにしたイヤリングでした。琥珀色のマットなビーズを中心に配色すると、森の木漏れ日のようにやさしい輝きが広がります。

母の誕生日に贈ると「穏やかな色合いが心を落ち着かせてくれるね」と笑顔を見せてくれました。年齢を重ねても共通の美意識を分かち合えるというのは、手仕事ならではの喜びだと感じました。

遊び心溢れる「ジェリー・ミント」

Use Jelly Mints

透明感のあるミントグリーンは、これからの季節にぴったりの爽やかさが魅力です。

ジェリーミントの爽やかな緑は、私が作った中でも特に印象的な作品に活きました。透明感を活かそうと、クリアタイプのドロップビーズで小さなバッグチャームを仕立てたのですが、ひと揺れする度に光を含んではきらめき、持っているだけで気持ちが弾みました。「もう少しだけ手を動かしていたい」と思わせてくれる、不思議な魔法の色です。

まとめ

今回は、2026年のトレンドカラーをビーズ刺繍に取り入れるアイデアをご紹介しました。

  • トランスフォーマティブ・ティール(Transformative Teal): メインカラーに深みと洗練さを
  • エレクトリック・フクシア(Electric Fuchsia): アクセントにモダンなエネルギーを
  • ブルー・オーラ(Blue Aura): グラデーションで落ち着きと奥行きを
  • アンバー・ヘイズ(Amber Haze): ナチュラルモチーフに温かみを
  • ジェリー・ミント(Jelly Mint): ワンポイントに遊び心を

若い頃は鮮やかな色に挑戦する勇気がなかった私も、今ではむしろ思い切って取り入れることを楽しめるようになりました。50代の私達は、これまでの人生で培った感性があるからこそ、大胆な色を選んでも「落ち着き」という余白を作品に宿せるのかもしれません。

2026年のカラーを先取りして取り入れることで、自分自身の表現の幅が広がり、暮らしに小さな彩りが増えるはずです。ビーズ刺繍を通じて、未来を感じながら自分らしい作品を紡いでみませんか。

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