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ビーズの縁アーティストの宴【2025秋ワークショップ】50代から楽しむ手仕事の魅力

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蒸し暑さが和らぎ、朝や夕暮れの居は少しずつ秋の気配が漂うようになりました。そんな季節の変わり目には、気持ちをゆっくり整えてくれる手仕事がよく似合います。

中でもビーズ刺繍は、ひと粒の小さな素材が光を浴びて驚くほど豊かな表情を見せてくれる特別な世界。針でそっと縫い留める瞬間は、心のざわめきが静まり、穏やかな時間へと切り替わります。忙しい毎日の中で「自分だけの時間」を作る贅沢を、秋は特に味わいたくなります。

秋となる各地でビーズを始めとした手芸のイベントが数多く開かれますが、私にとって特別なのが「ビーズの縁アーティストの宴」というワークショップです。少人数制で行われ、講師の先生が一人ひとりの手元をしっかり見て指導してくださるので、初めての方でも安心して挑戦できます。

ビーズを一粒留める度に訪れる集中と静けさ、そして出来上がった満足感は、この場だからこそ味わえる醍醐味だと感じています。

この記事では、イベント参加で得られた発見や、120%満喫するための準備のコツをご紹介します。

Workshop: Beaded Edges

○開催日:2025年9月1日(月)〜5日(金)

○会場:TOHO BEADS STYLE Tokyo Gallery t(東京都台東区柳橋1丁目9-11)

詳細はこちら

TOHO BEADSが主催する「ビーズの縁アーティストの宴」は、繊細な縁取り刺繍を体験できる少人数制の講座です。

会場は浅草橋にある「TOHO BEADS STYLE Galleryt」。外観はモダンなガラス張りの建物ですが、一歩中に入ると静かで心が落ち着くアートギャラリーの世界が広がります。

1階は展示スペースで、プロのアーティストによる作品が並び、白い空間に色彩豊かなビーズ作品が浮かび上がるように輝いています。

階段を上がると雰囲気は一変。色も形も異なる数百種類のビーズが並び、専用の刺繍枠や針、ライトまで揃った実用的な空間になります。その素材に囲まれると、いつの間にか自分の中に眠っていた「何かを作りたい」という感情が呼び覚まされるのを感じました。

ビーズ素材がずらりと並ぶショールームの一角。ガラスケース越しではなく、実際に手を動かしながら学べる場所として、毎回満席になる人気ぶりです。

講師は日頃から最前線で活躍する作家さんたちで、ビーズを一粒ずつ縫い留めるバックステッチから、メリハリをつけるコーチングステッチまで、丁寧に手ほどきしてくれます。

私が最初に参加したときは、1時間半ほどで小さな花びらを模したブローチを作りました。最初はビーズの方向が揃わず、針と糸に振り回されるばかりでしたが、先生が「糸の張り具合は強すぎないように」と優しく声をかけてくださり、少しずつ形が整っていきました。

完成したブローチを自宅の鏡の前で光にかざした瞬間、「これを自分の手で作ったなんて」と胸が熱くなり、思わず笑顔になったことを覚えています。既製品を買うのとは全く違う、自分で作り出す喜びを初めて実感できた瞬間でした。

Workshop Participant 2

TOHO BEADS STYLE Tokyo Gallery tの魅力

浅草橋の細い路地を進むと、ふと現れるスタイリッシュなガラス扉。その向こうには、現代美術を思わせる静謐なギャラリースペースと、色とりどりのビーズを前にしたショールームが階層でつながっています。

1階ではプロのビーズアーティストによる個展や企画展が定期的に入れ替わり、シンプルな白い壁と間接照明に彩られた空間で作品を鑑賞できます。そこに足を踏み入れるだけで、自分の中にある創作意欲が思わず目を覚ますようです。

階段を上ると一転して素材の世界。丸小やドロップ、パールなど約300種ものビーズを手に取って質感や輝きを確かめられるほか、刺繍枠や専用針、調光式ライトなど、使い心地を試せるデモ機もあり、まるで自分専用のアトリエにいるかのような心地よさに包まれます。

in Toho beads Garellyt

会場までの行き方

JR総武線[浅草橋駅]東口より徒歩5分

①東口の改札をでたら江戸通りの眼の前にある信号を「PARTS CLUB」側に渡ります。渡ったらすぐ右に曲がり高架下をくぐり、「かつや」を左に曲がります。

②線路沿いの柳橋桜南通りを暫く進み「東京文具販売健保会館」の角を右に曲がります。

Toho Beads Garellyt Directions 1

③「トーホー株式会社」の看板が見えたらもうすぐ。左隣が「TOHO BEADS STYLE Galleryt」です。

toho beads garellyt

都営浅草線[浅草橋駅]A1出口より徒歩5分

①A1出口をでたらすぐ左に進み、セブンイレブンの角を左に曲がります。

②突き当りを左に曲がり、コインパーキングの隣が「TOHO BEADS STYLE Galleryt」です。

私の50代からの発見エピソード

50歳を過ぎてから「新しい趣味を持ちたい」と思い、刺繍を始めた私は、初めてのワークショップで緊張のあまり針を持つ手が震えました。小さな粒をひとつだけ縫い留めたいのに、気づけば2粒まとめて留まってました。思わずため息が出たほどです。

そんな私を見て、隣に座っていた年上の女性が「ゆっくりで大丈夫よ、慣れれば自然にできるから」と声をかけてくださいました。不思議とその言葉で肩の力が抜け、少しずつリズムよく縫えるようになったのです。

完成した作品を夫に見せたとき、「小さな画を描いたみたいだね」といってもらえた瞬間、挑戦してよかったと思いました。

Participating in a workshop

50代女性にこそ味わってほしい理由

年齢を重ねると「もう新しい趣味を始めるのは遅いのでは」と思ってしまいがちですが、むしろ50代だからこそ心から楽しめるのがビーズ刺繍だと思います。

ワークショップに集まる人々は同じ「手仕事好き」という共通点をもっているため、初めて会った人とも自然に会話が弾みます。作品を褒め合ったり、失敗談を共有したりするうちに、まるで昔の部活動の仲間に戻ったかのような連帯感が生まれるのです。

小さなビーズを一粒ずつ留める時間は、頭を空っぽにして集中でき、まるで瞑想をしているかのよう。完成した作品を手に取ると、自己肯定感が高まり「また頑張ってみよう」と前向きな気持ちになれます。

秋のワークショップをもっと楽しむために

ワークショップ当日は、まず1階の展示で色彩やステッチのリズムをじっくり目に焼き付けてみてください。次に2階で自分の作品のイメージに合うビーズを探しながら、どの色を縁に取り入れようか、つい時間を忘れて夢中になるはずです。

ワークショップをより楽しむためには、ちょっとした工夫も欠かせません。例えば、普段使いの慣れている刺繍枠や針を持参すると手元の感覚が安定し、作業がスムーズになります。

夕方の薄暗い時間帯に作業する場合は、持ち運びできるLEDライトやルーペを使うと、目の疲れがぐっと軽減されます。作業の合間には、スマートフォンで手順や配色を写真に残しておくと帰宅後の練習にも役立ちます。

また、近くのカフェで軽食を挟みながら「50分作業して10分休憩」というリズムを意識すると、体にも無理がなく、集中力も長時間持続します。

まとめ:50代だからこそ味わえる手仕事の祭典

秋は手仕事にとって一年で最も豊かな季節です。ワークショップは単に技術を学ぶだけでなく、その場で出会う人との交流や、自分の中の新しい感覚に気づく機会でもあります。

50代以降の手仕事は、若い頃と違い「完成品を急ぐ」のでではなく「作る過程そのものを楽しむ」ことに価値があると実感しています。

小さなビーズが連なって形をなすように、人の縁や積み重ねた時間が作品に深みを与えていくのです。今年の秋こそ、針と糸を手に取り、自分だけの物語を表現してみませんか。

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