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【初心者必見】オートクチュール刺繡の世界!リュネビル技法で作る感動アート

What is the Luneville technique? 専門技術

「リュネビル刺繍」の響きだけで、何か特別なものを感じませんか?

パリのオートクチュールで育まれたこの技法は、専用の小さなかぎ針を使い、布の裏側からチェーンステッチを施すことで、表面にまるで浮かび上がるような装飾を生み出します。

50代で私が初めて試したときの戸惑いと喜びを交えつつ、リュネビル技法の基本から応用、学び方のコツまでわかりやすくご紹介します。

・リュネビル刺繍についてわかります
・リュネビル技法の学び方がわかります

リュネビル技法とは

リュネビル技法(刺繍)は19世紀初頭、フランス東部リュネビルで地場産業として生まれ、布の裏側から「クロッシェ・ド・リュネビル」と呼ぶ小型かぎ針を使い、パリのオートクチュール界で使われている技法。

布の裏から糸を引き出してチェーンステッチを作り、表面に浮き上がらせるのが大きな特徴なのですが実際に挑戦してみるとその緻密さと奥深さには驚かされます。

私は初めてこの技法を教わったとき、細やかすぎる手の動きに驚き戸惑いましたが、徐々に慣れていく過程で、この技法特有の美しさを実感しました。

Luneville embroidery needles

基本のチェーンステッチをマスターする

リュネビル技法の基本となるのは、チェーンステッチにあります。

チェーンステッチの基本手順とコツ

初めてチェーンステッチを試した際、私はクロッシェの扱い方で苦労しました。特に糸を引き抜くタイミングが難しく、何度も失敗しました。しかし、この失敗経験から学んだコツがあります。

1.針の持ち方
親指と人差し指で針の根元を軽くつまむ

2.刺し入れ位置
布の裏に針を差し込み、少し手前に引き出す

3.チェーンの作り方
糸を巻きつけ、くるりと引き抜いて輪を作り、次の位置へ移動

2と3の動作を繰り返すことで、美しいチェーンステッチが完成します。

初回レッスンで、糸の張り加減がわからずチェーンが細すぎたり太すぎたり。先生から「リングの大きさをそろえるには“引き抜くスピード”も大事」と教わり、ゆっくり一定のリズムで引き抜くようにしたら、ふわっと揃うようになりました。

ビーズ&スパンコールで輝きをプラス

リュネビル技法では、ビーズやスパンコールによって作品に立体感と輝きを加えることができます。私が初めてこの装飾方法に挑戦した時は、ビーズの大きさや形状によって針の動きを微調整する必要があり、とても苦労しました。

しかし、試行錯誤する中で、自分なりの配置パターンや配色方法を発見し、それによって作品全体が一層華やかになる瞬間には感動しました。

◎大きいビーズから先に留め、次に小粒で隙間を埋める

◎スパンコールは角度を少しずつずらすと、光の当たる面が増え華やか

私が作った「月夜の刺繍ポーチ」では、銀×濃紺ビーズ+ラメスパンコールの4層重ねで、まるで夜空にきらめく星雲のような奥行きが生まれました。

At the CHANEL workshop

立体感を出す応用テクニック

リュネビル技法の最大の魅力は、同じ技法でもビーズやスパンコールを立体的に配置することで表現豊かな作品に仕上げることができることです。

◎複数のビーズを重ね、凸凹を作る

◎スパンコールを斜めに配置して光の反射を活かす

◎糸の張り具合を微調整して自然な立体感を演出する

私が特に印象に残っているのは、バラの花を立体的に表現した作品です。花びらの重なりや質感を表現するのに苦心しましたが、完成した時の達成感は忘れられません。

リュネビル技法の応用例

伝統を超えたアートへの展開

リュネビル技法は、古典的なオートクチュール刺繍のみならず、現代の抽象アートやジュエリーにも採り入れられ、新たな美の表現を生み出しています。

◎抽象的なパターンの刺繍

◎写真をモチーフにした大型作品

◎高級ジュエリーへの応用

私は、伝統的な技法を現代風にアレンジするため、好きな日本画を刺繍で表現する試みをしています。異なる素材の組み合わせで生み出される新しい表情に、常に驚きと発見があります。

vitton exhibition↑LVの展示会にて

私の学習法:50代からの挑戦

リュネビル技法を学ぶには、いくつかの方法があります。私は専門アトリエで直接指導を受けながら、自宅ではオンライン教材も活用しました。この組み合わせによって基礎から応用まで幅広く理解することができました。

アトリエレッスン
実際に講師から直接細かな指導が受けられるため、初心者でも安心して取り組めます

オンラインコース
自嘘がしい日常でも空いた時間で学習できる点が魅力です

独学
書籍や動画教材でじっくり学ぶスタイルですが、自分自身で課題設定する工夫も必要です

私の場合、アトリエで基礎的な技術を習得し、その後オンライン教材で復習することで理解度を深めました。このような柔軟な学習スタイルがおすすめです。

初心者向けのアドバイス

焦らず基本からコツコツと

リュネビル技法を初めて挑戦する場合、まずは基本のチェーンステッチを切り返しする練習することが大切です。

◎基本を固める
初めはシンプルなデザインでチェーンステッチをマスターしましょう

◎道具選び
適切なクロッシェや刺繍枠を選ぶことが成功の鍵です

◎段階的な挑戦
基本が身についてから、ビーズやスパンコールを採り入れていくと、着実に技術が向上します

私が最初に挫折しそうになったのは、いきなりビーズやスパンコールを使おうとして苦戦した経験からでした。

まずは基本から、ということでチェーンステッチをひたすら練習するのですが、ただそれだけだとつまらなくて本当に挫折してしまいそうでした。

しかし、教室でチェーンステッチで小さい作品を作ることできたお陰で達成感とやる気が継続されました。基礎が大事なのはもちろんなのですが、それを楽しみながら達成できることも、上達の秘訣だと学びました。

リュネビル技法の魅力と未来

At the LOEWE Japan Exhibition

伝統と革新の融合が生む新たな美の可能性

リュネビル技法は、伝統的な技法でありながら、現代アートへの応用の可能性を秘めています。

魅力

  • 裏側から刺繍することで、表面を美しく仕上がる
  • ビーズやスパンコールを自在に操り、立体的な表現が可能

未来展望

  • デジタル技術との融合で、より複雑なデザインも実現可能に
  • サスティナブル素材との組み合わせで、環境に配慮した新たな表現が期待される
  • 異分野とのコラボ

リュネビル技法に取り組むうちに、単なる刺繍を超えた芸術的表現が可能です。先日も今までにない素晴らしいアート作品に出会いました。想像を超えた作品に魅了されたのは、その無限の可能性です。

同じ技法でも、使う素材や配置によって全く異なる表現ができることに、新鮮な驚きと喜びを感じています。

まとめ:リュネビル技法で切り拓く新たな刺繍の未来

オートクチュール刺繍の中でも、リュネビル技法は伝統と現代が融合する素晴らしいアートです。今回の記事では、チェーンステッチの基本からビーズ・スパンコールによる装飾、立体表現、さらには技法の応用例や学習方法まで、自分自身の体験を交えて詳しく解説しました。

初めのうちは数多くの失敗も経験しましたが、基本を徹底的に練習し、道具選びと制作プロセスを見直すことで、作品の完成度が確実に向上しました。

リュネビル技法を通じて、あなたも独自の表現方法を見つけ、刺繍に新たな命を吹き込んでみてください。伝統的な技法の奥深さと、現代アートとしての可能性を感じながら、あなたの創造性を存分に発揮していただきたいと思います。

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